JR「三ノ宮駅」より徒歩3分|内科・泌尿器科・整形外科・リハビリテーション科

internal medicine

リハビリテーション科

リハビリテーション
 “リハビリテーション”とは、ラテン語のre(再び) – habiris(適した)に由来し、「何らかの理由で能力低下、機能低下した状態から改善するよう働きかけること全般」を指します。
 特に、医療・介護の現場で使われる「リハビリテーション」という言葉は、けがや病気により動きの鈍くなった筋肉などに働きかけることで、元の動作に近づけることを指します。
 このため「完全に元の状態に戻すこと」が最終目的になるのではなく、「その人に合った、その人らしい生活に近づけるための治療やトレーニング」がリハビリテーションの目的と考えています。
 医療・介護の現場で実施されるリハビリテーションには大きく分けて、理学療法・作業療法・言語聴覚療法の3つがあります。当院では、運動機能そのものの回復を目指し、ストレッチや筋肉強化トレーニングなどを行う理学療法を行っています。機能が損なわれた部位に対して、寝返ったり、起き上がったり、歩いたり、といった基礎的な運動ができるようになる状態を目指します。
 リハビリテーションは目的ではなく手段です。自分でこういうことが出来るようになりたい、自分一人であそこに行けるようになりたいなど、明確な目的を持った方のリハビリテーションを全力でサポート致します。

リハビリテーション科の理念

患者さんに安心してご利用頂き、地域に貢献できるよう努めます。

リハビリテーション科の基本方針

「その人」らしさを大切にし、その人に合ったリハビリテーションを提供します。

自らやりたくなるリハビリテーション、明るく、楽しいリハビリテーションを心がけます。

患者さんが安心して利用できる安全なリハビリテーションに取り組みます。
 

入院リハビリテーション

 整形外科における術後やリハビリテーション目的で入院されている方などに対し、起き上がる、立ち上がる、歩く、寝返るなどの基本的な動作能力の改善や維持を目的とした練習や、着替えやトイレ動作などの実際の生活場面を視野に入れた動作練習まで、運動療法や物理療法を用いながら、一人ひとり個別の内容でリハビリテーションを行います。
 運動療法では、問題がある筋肉や関節に対し、筋力強化のための練習や関節可動域を拡げたり、疼痛を緩和することなどにより機能を改善するようにしていきます。
 動作練習は、困難となっている動作ができるようになるための上手な体の使い方のコツを練習します。
 体力の低下が原因で症状が出ている場合などには、適切な運動強度でトレーニングを実施することができ、身体能力の向上や健康増進の管理に役立つエルゴメーターを使用した有酸素運動により症状改善を目指しています。 入院リハビリテーション
主な対象疾患:整形外科疾患による術後、各部骨折、変形性膝関節症、腰部脊柱管狭窄症など。
 

外来リハビリテーション

 入院中にリハビリテーションを実施するも、退院後にまだ少し不安が残る方や、筋肉や骨・関節などに問題があり、ご自宅での生活に支障をきたしている患者さんに対して外来リハビリテーションを行っています。
 痛みや動きにくいなどの症状の改善や、日常生活で支障をきたしている動作の改善を目標として運動療法や物理療法(頸・腰椎牽引、マイクロ波、ホットパック等)を行っています。
 なお、外来リハビリテーションを受けるにためには、実施するリハビリテーションの内容に関する医師の処方が必要になります。まずは、当院の整形外科外来を受診してください。 外来リハビリテーション
整形外科疾患における術後、変形性膝関節症、変形性脊椎症、腰痛症、肩関節周囲炎など
外来リハビリテーション受付時間
午前:8:45~12:30

令和3年12月20日(月)より外来リハビリを縮小し、午前のみ外来リハビリを行なうこととなりました。
※日曜・祝祭日は休みとなります。
※整形外科の診療は、月・水~土の午前中です。リハビリテーションを受けられる都度受診してください。
※当医の変更や休診する場合がありますので、受診の際はお問い合わせください。

 

訪問(在宅)リハビリテーション

 ほとんど寝たきりの状態にあり、通院が困難で自宅でリハビリを受けたい方、退院・退所後、自宅での生活に不安のある方、自宅療養中で日々の生活に介助を要する方、日常生活動作の練習が必要な方(歩行、食事、トイレ、入浴等)、介助方法の指導や住宅改修の助言が必要な方、そのような方々に訪問リハビリテーションをご利用いただけます。
専門的な知識を持った理学療法士がご自宅を訪問し、住み慣れたご自宅で生活の場面に併せた理学療法を行ったり、介護者の方への介護方法の指導や、よりよい生活空間をつくるために福祉用具の選定、手すりの設置など住宅改修のご相談も承ります。
訪問リハビリテーションを受ける際には、かかりつけ医が「訪問リハビリテーション」が必要と判断した場合にご利用いただけます。また、介護保険で介護認定を受けておられる方は、担当のケアマネージャーにご相談いただき、ケアマネージャーからお申込みいただけます。
訪問リハビリテーション対応エリア
神戸市中央区・灘区(中央区以外は交通費が発生いたします。公共交通機関実費、もしくは車を利用した場合¥300円)

リハビリテーションを実施する時間
1週間当たり120分以内

自宅でできるリハビリ

 はじめに、リハビリテーションとは起き上がる、立ち上がる、歩くなどの基本的動作において、その動作を行なう上で問題となる筋肉や関節に対し、筋力の強化や関節可動域の拡大、疼痛の緩和等により機能改善を目指します。さらにトイレ動作や入浴、着替えなどの実際の生活を視野に入れた練習も施行させてもらいます。
その中から、今回はトイレ動作、排尿について少しご説明をさせていただきます。
 

排尿
まず、排尿とは血液中の老廃物を腎臓によって濾過をして体外に排出する行為を指します。つまり、排尿機能に障害が起こるということは、体内に老廃物が残ってしまうことになります。これでは身体にとって有害であることは一目瞭然です。
 また、例えばあなたが失禁(排尿障害)をしてしまったらどうでしょうか?「恥ずかしい!」と強い羞恥心が起こるのではないでしょうか?「今度も失禁するかも」と不安になり外出の頻度が減ったり、人前に出たくなくなったりするかもしれません。そうなることによって、体力や下肢筋力の低下が生じる、気分が沈みこむなど、心身機能に影響が生じます。排尿が単なる老廃物の排出であれば、機械的に対応するだけで良いでしょう。しかし、人の排尿とは羞恥心が伴うことが重要なのだと感じます。

 そこで、ご自宅でお一人でも簡単に始められる運動をご紹介します。
この運動は過活動膀胱や腹圧性尿失禁の予防に必要な骨盤底筋群の筋力強化が期待できます。骨盤底筋群が強化されることにより、お腹の中の圧(腹腔内圧)を高めることができ、それに伴って膀胱や尿道を狭めることで失禁を予防することが可能となります。※図:骨盤底筋群
骨盤底筋群
  • 尿道・肛門・腟をきゅっと締めたり、緩めたりし、これを2~3回繰り返します。これによって骨盤底筋が鍛えられます。
  • 次は、ゆっくりぎゅうっと締め、3秒間ほど静止します。その後、ゆっくり緩めます。これを2~3回くり返します。
  • 引き締める時間を少しずつ延ばしていきます。
  • 1回5分間程度から始めて、10分~20分まで、だんだん増やしていきましょう。
基本姿勢でできるようになったら、いろいろな姿勢でやってみましょう。
患者様が、その方らしく生活を送るため、私たちリハビリテーション科はお手伝いをさせてもらいたいと考えています。

 今年の夏はとにかく暑く、まだ7月というのに全国的にも35°を超える日が多いです。どなたも熱中症対策として日差しの強い日中は外出を控える、室内ではクーラーをつけて気温の管理を行うなど、様々な工夫をしていると思います。もちろん、熱中症対策は非常に大事ですが、それにより外出頻度の減少、発汗頻度の減少などによる体力・下肢筋力低下のリスクが生じる可能性も否定できません。
そこで、体力・下肢筋力の維持・向上が可能といわれるセルフトレーニングをいくつかご紹介します。
毎日、少しずつでもいいので、無理のない範囲で行っていただけたらと思います。

  • 椅子に座って5秒かけて膝を伸ばし、5秒間止めます。
  • その後5秒かけて足を下ろします。

  • 椅子に座って胸の前で腕を組みます。
  • 出来るだけゆっくりと立ち上がり、ゆっくりと座ります。
    ※不安な方は机などに手をついて行いましょう。

  • 立った状態で、椅子や机に手をつきます。
  • バランスを崩さないように踵を浮かし、5秒止めます。
    ※こけないように十分注意してください。

私たちリハビリテーション科は、患者様がその方らしく生活を送るためのお手伝いをさせてもらいたいと考えています。

自宅で出来るセルフトレーニング